先日、お久しぶりの患者様からお電話をいただきました。
転倒して腰を痛めてしまったとのことで、すぐにご来院を頂くことに。
現役で働いてみえる お元気な女
・・・(続きはこちら) 先日、お久しぶりの患者様からお電話をいただきました。
転倒して腰を痛めてしまったとのことで、すぐにご来院を頂くことに。
現役で働いてみえる お元気な女性ですが、ご年齢は70代後半
電話を受けたアシスタント女性が伺ったところによると、腰に強い痛みがあるとのこと。
ご年配の女性に発生することが多い、転倒の衝撃で背骨を潰すように傷つける
「脊椎圧迫骨折」の可能性を想定していましたが、ご主人のお車で到着した患者様は痛みで身動きが取れません。
駐車場で座ったままで、お体の状態を確認しました。
腰の痛みはありますが、圧迫骨折に現れる背中を叩いた際の腰へ響く激痛は無いようです。
骨盤自体の圧痛なども強くはありません。太ももの骨を股関節に対して押し込むテストを行うと・・・強い痛みが。
股関節にひねりを加えるテストも痛みが現れます。
主症状は腰の痛みではなく、股関節。原因とご年代を考えると骨折の可能性もある状態です。
車から無理に降ろして応急処置として固定を行うこともできますが、無駄に患者様の苦痛を増すことになりそうです。
救急の出動を要請し 早急な診断を受けていただくのが最良と判断。
ご本人とご主人に説明し、救急病院での対応を受けていただきました。
診断の結果は、「大腿骨頚部内側骨折」人工関節に取り替える手術を受け、リハビリを頑張り
早めの仕事復帰を目指して頂くことなりそうです。
今回の判断はベストではないですが、患者様のこれからを考えると、ベターな対応であったかと思います。
はやかわ接骨院では、これからも患者様ファーストの判断を心がけてまいります。
画像は 南江堂 刊「柔道整復学 実技編」187ページより